会長あいさつ

激変する大学状況の中での同窓会運営


 
 

多賀工業会会長 杉田 龍二(昭49学子)

 

(平成30年10月5日)

 
多賀工業会は、茨城大学工学部の前身である多賀高等工業学校の同窓会として昭和16年に設立され、それ以来77年が経過して、会員は30,000名を超え、その多くが国内外で活躍しております。このように歴史があり規模の大きな組織の会長を平成30年4月に拝命しましたので、組織を盛り上げていけるよう努めていく所存です。私は昭和49年に電子工学科を卒業し、昭和51年に松下電器産業(株)(現 パナソニック(株))に就職しました。その後、平成9年に、発足したばかりの茨城大学工学部メディア通信工学科に転職して、平成29年3月に定年退職致しました。
現在、国立大学は激変しており、大学と教員を取り巻く環境は厳しさを増すばかりであります。独立行政法人化後、文部科学省から交付される運営費交付金は減少を続けております。しかし、変化を恐れてはなりません。変化しないものは進歩がないどころか、衰退し消滅します。教職員は現状を前向きにとらえて、茨城大学工学部を発展させるべく努力しております。工学部は、世の中の変化に対応すべく平成30年4月から5学科体制に再編統合されました。同時に大学院も再編されております。また、社会の要請に応じて、大学院進学率が増加しており50%を超えております。
2019年は茨城大学創立70周年に当たり、大学は幾つかの創立70周年記念事業を計画しております。その一つとして、工学部は「日立キャンパス正門周辺整備事業」をスタートさせました。これにより、日立キャンパス東側の正門周辺が美しく機能的にリニューアルされます。
今後、多賀工業会を以下の三つの方針で運営していきたいと考えております。
 まず、多賀工業会の認知度向上です。多賀工業会には14の支部がありますが、支部活動に際しての大きな課題の一つとして、「若い会員の参加が少ない」ことが挙げられます。一方、多賀工業会本部で実施した学生アンケートによると、「多賀工業会や多賀工業会館を知らない」という学生が驚くほど沢山おります。これでは多賀工業会活動に目が向くはずがありませんので、できるだけ多くの現役学生に多賀工業会を認知してもらえるよう、大学と協力して手を打っていく計画です。
 次に財政に関してです。多賀工業会が健全な組織として存続していくためには、財政が健全でなければなりません。多賀工業会に対する若手会員の無関心化や会費納入率の低下など、困難な問題に直面しておりますが、収入及び支出の両面から打てる手は打って、財政健全化に取り組んでいく予定です。
第三に、「楽しく」という方針を基本にしていきたいと思います。学生時代は、厳しい人生の中でたった一度だけ与えられたパラダイスのような夢のような時間であります。多賀工業会会員は、このような素晴らしい青春のクライマックスの時間を同じキャンパスで共有し、利害関係も損得関係もなく過ごしたかけがえのない仲間たちであります。多賀工業会は、リタイアした仲間たちにとっては、お互いの歩んできた楽あり苦ありの人生を楽しく語り合える組織であります。現役で働いている仲間たちにとっては、それに加えて仕事上の諸々の情報を忌憚なく交換し合える組織です。このような同窓会組織であり親睦団体でありますから、その基本は当然ながら「楽しく」ということでなければなりません。世の中はさまざまな不祥事に溢れており、他人を性悪説で見ないとえらい目に会うことが多々あります。しかし、多賀工業会は性善説で運営できるものと信じており、会員が「多賀工業会の集まりに参加すると楽しい」と思えるような組織であることを望んでおります。
最後になりましたが、ご指導ご鞭撻をお願いすると共に、会員の皆様のご活躍とご多幸を祈念申し上げます。

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